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ご挨拶

 本学園は、戦後間もない昭和20年(1945年)10月に、素封家佐藤信之助氏の発意で三重県桑名市に設立された「桑名英学塾」に始まります。その後、現在の三重県四日市市に移り、「民生学園」、「海星学園」を経て、昭和25年(1950年)に「南山大学付属第二高等学校」と改称され、を昭和30年(1955年)エスコラピオス修道会が同校を継承して、「学校法人エスコラピオス学園海星高等学校」となりました。翌年には「海星中学校」を設置し現在に至っています。
設立母体であるエスコラピオス修道会は、1957年にイタリアのローマにおいて聖ヨゼフ・カラサンスによって創立され、世界各地に200校の学校を経営している教育を目的にした修道会です。エスコラピオスの学校の卒業生には、画家ゴヤ、生物学者メンデル、音楽家モーツアルト、シューベルト、ハイドン、建築家ガウディ、ノーベル賞作家ガルデウッチ、ノーベル物理・化学賞のヘベシ、ノーベル医学賞のラモン・イ・カハルなど多数の有名人を数えることができます。
海星中学・高等学校は世界のエスコラピオスの学校として、建学の精神を「キリスト教的世界観に基づき、神・親・国を愛する善良かつ有能な社会人を育成する」を掲げ、その理念を基盤とした特色ある教育活動を通じて、三重県唯一の男子校として教育を行ってまいりました。令和2年(2020年)には、桑名英学塾から数えて創立75周年を迎えます。この間、世界の社会変化は大きく、エスコラピオスの学校でもその変化に対応すべく、共学化を初めとした改革が進んできました。日本においても、これからの社会は国際化とともに多様性がより重視される中、アクティブでクリエイティブな人材がますます求められると考えています。それとともに、男女共同参画社会が一層進み、男子の個性、女子の個性がお互いに切磋琢磨し、協働し、活躍できる社会人の育成が本学園に求められると考えております。このような時代認識のもと、100周年に向けた次の四半世紀の始まりである令和3年(2021年)から、本学園が培ってきた特色ある教育を女子教育においても実践することで、さらに主体的・能動的かつ創造性豊かな人材の育成に勤めてまいります。
この目的を達成するため、このたび本学園の教育振興に資する以下の寄附金の募集事業を行います。みなさまにおかれましては、本事業の趣意にご理解をいただきまして、温かいご支援を賜りますようお願い申し上げます。

学校法人エスコラピオス学園
理事長 クジャク・アダム・ルドウィック
海星高等学校・海星中学校
校 長    服部 芳尚

募集要項