進路状況 Course situation

南山大学提携校入試

本校はカトリックミッションスクールであるので、南山大学や上智大学といったカトリックの大学に対してカトリック推薦入試やカトリックAO入試などカトリック校だけが受験できる特別な入試の枠を持っています。
毎年15名から20名程度の生徒がこの制度を利用して進学をしています。

近年は大学入試の選抜方法が大きく変化し、様々な入試の形式ができてきています。
また、大学での学びを高校時代から体験できる高大連携の動きも盛んです。
本校では2019年度から生徒たちに自主性や主体性を身につけさせたいという想いから大学と一緒に生徒を育てるキャリア教育に力を入れようと南山大学との高大連携を進めてきました。

その結果として2022年度より本校の生徒たちが南山大学で実施される講義に参加できるようになりました。

この講義は1年半通して実施され、カトリックに関する知識を深め、大学の学びの特徴を学ぶ講義やそれぞれの学部学科の講義など生徒の興味に応じて講義を選んで学ぶことができます。まさに自主的に、主体的に学ぶ講義になります。
もちろん講義に参加した後はレポートの提出が義務づけられています。
このように1年半を通して大学の学びに触れられ、自分の興味のある分野を深く学べることは貴重な経験となるはずです。

そしてこの高大連携プログラムの魅力の一つに『南山大学提携校入試(仮)』があげられます。

■南山大学との提携校入試制度

  • 制度概要
    この制度は高大連携のプログラムに参加した生徒が1年半のプログラムを修了するとその学科に対する提携校入試の条件を満たしたこととなり、南山大学への進学を有利に進めることができます。
  • 対象推薦枠
    原則1学科1名の推薦枠が設けられており、初年度は22学科(文系学科のみ)、次年度以降は全学科に推薦枠が設けられます。
  • 選考方法
    同じ学科に複数の生徒が重なった場合は校内での選考がありますが、校内の選考をクリアすれば確実に南山大学に進学することができます。
    入学試験は1年半通して行った講義のレポートが評価の対象になるので、学科試験などは課されません。
    ただし、複数の生徒が競合した場合の選考方法として校内での学力審査あるいは模擬試験等の結果を参考にした学力審査は実施する可能性はあります。

※カトリック推薦の入試制度は従来と変わらず実施されるので、提携校入試の枠から外れてもカトリック推薦を利用できる可能性もあります。

このように本校ではカトリック校の強みを生かして高大連携を進め、より深い学びと進路保証を実現していくことができます。